オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






「ここまで、して頂いて・・・。

 ほんと、すみません。」


先輩は優しく私を

部屋のベッドに寝かしてくれる。


「なんだ。素直なことも

 言えるんじゃん。」


「だって・・・

 さすがに申し訳ないです。」


「ふふふっ。」


「なんで笑うんですか。」


「ひなた、可愛いよ。」


「はい!?

 ・・・先輩、人気者なんだし

 私じゃなくても

 たくさん選べたでしょう。

 キスしたり、可愛いって言ったり

 意味わからないです。

 どうして私なんですか。」


「んー。気に入ったから。

 いいペットになりそうだと思って。」


「ぺ・・・ペットって。」