オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






「そろそろ駅だし

 降ろすぞ・・・?

 歩けるな?」


「最初から歩けるって

 言ってるじゃないですか。」


「可愛げねぇなー。」


「先輩こそキャラ変わりすぎてて

 怖いですよ。」


「うるさい。」


降ろしてもらったは

いいものの、

足に力は入らなし

立っているので精一杯だった。


「ほら見ろ。

 立ってるだけで精一杯じゃねえか。」


「う、うるさいです。

 歩けますから。」


「甘えろよバカ。」


そう言って先輩の手が私の腰に回る。