オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①






その後の授業は集中したくても

なぜだか集中できない。

宮代先輩のことが気になって気になって

仕方がない。


「黒辻?」


「ああ、石崎・・。」


「お、お前・・・!?

 俺の名前覚えたの!?」


「うん。だって幼馴染じゃん。」


「・・・お前なんか変だぞ。

 保健室行ってこい。」


「だ、大丈夫。」


「いや。俺が連れてく。」


そう言われて

私は保健室に連れていかれたのだった。