君待ち人





「そう?」



本当に大丈夫かな?


日焼け止めをポケットに戻しつつ、白河くんを一瞥すると、まだ頬が赤い。


やっぱり暑さにやられたんじゃないのかな。



私もさっきから全身が熱い。


頭もクラクラしてきた。



あとで水分補給でもしようかな。





「たっだいまー」



緋衣ちゃんがブイサインをして帰ってきた。



「おめでと、緋衣ちゃん。かっこよかったよ」


私がはしゃぎながら絶賛すれば、緋衣ちゃんは白河くんを見て「かっこいいってさ」とドヤ顔した。



「なっ……!」


白河くんはなぜかムキになって言い返そうとするが、私と目が合い、ハッとした様子で口を大きく曲げた。


白河くんだって十分かっこいいんだから、ムキにならなくたっていいのにな。





「そういえばさ、ここに戻ってくる途中に、会長と副会長を見たよ」


「え?」




二人を?