君待ち人






二人を追ってたどり着いた先は、高校から一番近い総合病院だった。


どうして病院に来たんだろう。




二人はエレベーターに乗り、三階で下りた。


静かな廊下を歩き、三〇五号室と記された病室に入っていった。




三〇五号室の扉が完全に閉じられる前に手で止め、わずかな隙間を開けて、中の様子を覗き見る。



どうやら三〇五号室は個室のようで、一台のベットしかなかった。


二人の知り合いに、病気を患っている人がいるのだろうか。




目を凝らしてよく見てみる。

ベットには、誰かが眠っていた。


会長にそっくりの、美人な女の子だ。



もしかして、会長の双子……?





「さっき、凪雲くんのことをまた呼んだのよ」



「……そっか」



「昨日は私の名前だったのにね」



「……だけど起きないんだな、海は」