―翌日…
まだ腫れている目を擦りながら、あたしは学校に向う。
会った友達には、真っ先に目のことを聞かれる。
もちろん佳奈美にも問われた。
「美奈~あんたホントに目パンパンだよ…」
「う…うるさいなぁ」
「…尚陽くんと何かあったの?」
…さすが佳奈美。あたしの親友だけあって、あたしの異変は見逃さない。
あたしは昨日のことを、事細かに話した。
――……
「へぇ。でも諦めちゃダメだからね?」
「分かってるよ。あたしは諦めない」
「じゃあさ…もう告白しちゃえば?」
なっ…
「いきなり!?」
「いや、何もいきなりじゃないわよ。もうこの際、ドーンと告白しちゃいなさい!!」
そ…そんなーー!!!


