電車の中はいつもよりも混んでいて窮屈…



「美奈ちゃん…大丈夫?」



すぐ近くで尚陽くんの声がした。




振り返ると、びっくりするくらい近くに尚陽くんの顔が…



きっと、今のあたしの顔は真っ赤だと思う。



こ…こんなに密着してたら…絶対に心臓おかしくなっちゃう!!



離れたいけど離れたくない…



うわあぁ~…あたし、どうしたらいいの!?




「美奈ちゃん、大丈夫?どうかした?」


「いやっ…」




そ…そんな耳元で囁かないでー!!




尚陽くんの甘い声に胸がキュンとなる。





もう、とろけちゃいそうです…