君はあたしの天然王子





―翌日…





只今あたしは、鏡の前で奮闘中。



「ん~…上手く巻けない~」



ヘアアイロンと戦っております!!



いつもは こんなことしないけど…


今日はちょこっとだけ可愛くしてきたいんだ。



「あ…出来たかも?」


あたしの髪はゆるい巻き髪になった。




「尚陽くん…どう思うかな?」




可愛いって思ってくれるかな?




「あっ!ヤバい!早く行かなきゃ!」



あたしは急いで家を出た。




駅まで急げー!




駅までダッシュで走ると、ホームのベンチに尚陽くんが座っていた。




さっそくキターー!



あたしは尚陽くんの ところまで駆け足で近寄る。