「どうして教えてくれなかったのー!?」



「あー…忘れてた」





な…何なのよ…







その後…
HRが終わって、佳奈美が あたしの席まで走ってきた。




べ…別に走らなくても…




「ちょっと美奈!!沖村くん超カッコいいじゃん!てか美奈、沖村くんのこと知ってるの?」





「え…まぁ…」





あたしは夏休みにあったことを全て佳奈美に話した。






「へぇ~…。そんな出会いがあったんだぁ…」




「まぁ…ね」





「じゃあ美奈は沖村くんが好きなの?」






え…






―えぇぇぇ!!?








あたしは驚いた弾みで椅子ごと後ろに倒れてしまった…