堪えてた涙が……







一気に溢れてきた








「……っ…ぃ…いやだ…よ…好きなのにぃ…」


やば…



止まんないよ…



あたしの前を通り過ぎる人たちが あたしを見てくる。



そりゃあ駅のホームで泣いてる女の子がいたら不思議だよね




あたしは落ち着こうとした




けど






涙は収まるどころか もっともっと流れてくる。





そうだ…

あたし泣き出したら止まらないんだ…




「ぅぅ~…ッ…」




尚も涙が止まらないでいると……






「どうしたの?」





背後から声をかけられた。






振り返ると、






どこかの高校の制服を着た男の子が立っていた。