――……
「……な…」
「……みな……」
「美奈ぁっ!!!!」
「うえっ!!?」
あたしは飛び起きた!
目の前にはお兄ちゃん…
あれ?
あたし…もしかして寝ちゃってた?
「ったく…ソファなんかで寝てたら風邪引くっての」
そう言いながら お兄ちゃんはテレビのスイッチをつけた。
「あっ、そうだお兄ちゃん!今日のデートどうだったの?」
「えっ……ええっと…じゅっ…順調…だけど…」
「だけど?」
「相手の私服が ちょっと…」
――えっ…
「お兄ちゃん…その人もしかして…沖村 由陽さん?」
「え…何で知ってんの?」
やっぱりーー!!!


