「ありがと…」


「どういたしまして!」



何だか、さっそくいい雰囲気。



このまま桃の木山まで一直線!





それからしばらく歩き、ようやく桃の木山のふもとへ。



「尚陽くん!ここからが登山口だよ」



「よし!行くか!」



尚陽くんがそう言って足を踏み入れた瞬間、あたしはふと横の看板に気がついた。






「ちょっと待って、尚陽くん」



「へ?」




あたしが指差す看板には…








「巨大マムシ注意」の文字…









「行くの…?」



「う…」




さっそく出鼻くじかれた…




ガーン…