家に着くなり、洗濯していたハンカチを取り込んで、綺麗にアイロンをかけた。





そして、ケータイを取り出して尚陽くんのアドレスをチェックした。





尚陽くん…




DoCoMoなんだぁ…





って
それは どうでも良いや!!




「メール来るかなぁ…?」





ワクワク…








―あれ…?





そういえば…




あたしって何で こんなにワクワクしてるんだっけ?




どうして尚陽くんに会いたいって…





思うんだろう…







別に好きじゃないよ。






だって…あたしの心の隅には、まだ先輩がいる。




だから、好きなんかじゃないよ…。




ただ…ありがとうが言いたくて…



ありがとうって…







って……











今日会ったのに ありがとう言い忘れた!!!!