「女の勘…かな?私…尚陽のこと大好きだよ。だけど、大好きだから幸せになってほしいから…だから…私からも、バイバイ…尚陽…」
「ゆう…か…」
悠佳の目から涙が一筋流れる。
「尚陽…あたし、尚陽と付き合えて幸せだった。大好きだった。ありがとうね。だから…尚陽もその子と幸せになってね?」
「うん。オレも…悠佳と一緒にいれて幸せだったよ。ありがとう。悠佳なら…オレより良い人と付き合えるよ。」
「ふふっ。ありがとう…じゃあね。」
悠佳は席を立って、カフェから出ていった。
悠佳…オレは悠佳が大好きだったよ。
オレを…好きになってくれて
「ありがとう」
一言そう呟いて、オレもカフェを出た。
いよいよだ…
次は、オレが美奈ちゃんに「好き」を伝える番だよ。