でもせめて、コーヒーゼリーは食べてもらいたかったなぁ……。 安堂くんは大人気で、シフト以外の時間も教室にいなきゃいけなかったみたい。 まぁ、しょうがないよね。 あんなかっこいいホストさんがいたら、大人気になっちゃうのも無理ないもん。 ひとつだけ、安堂くんのためにこっそり取っておいたコーヒーゼリーを冷蔵庫から取り出す。 もったいないし、持って帰ってお母さんにでもあげようかな。 それでもやっぱり暗い気持ちは晴れず、はぁ…と溜め息をついた時。 「あれ〜? こんなとこにかわい子ちゃんがいる」