【完】好きになれよ、俺のこと。



あわあわとひとりパニックになっていると、安堂くんがいきなり私の顔の横の壁に手をついた。




へ……っ。




こ、これって、壁ドンだよね……っ?




前にも似たようなことあった気がするけど、至近距離の安堂くんの顔には耐えられないよ……っ。




恐る恐る顔をあげると、目の前には笑みの消えた、真剣な安堂くんの顔。




「…ねぇ、ひなちゃんはさ、その光景を見て怒ったの?」




なんか、問い詰められてるみたいで、違う意味でドキドキなんだけど……!




「う、うん……。

モヤモヤして、すごく嫌だと思った……」




私の……正直な気持ち。