謝ってきた…

「ごめんなさい…
待ってるって…言ったのに…
毬さん達に心配かけて……里桜の約束を…まもれなかって…」

と泣き出す優華に…

「泣かないで…
私こそごめん…
守れなくて…」

優華を抱き締めて…背中をさする…
そうしていると…
啓介と啓介の親父さんが入ってきた…

「お前達を逮捕する!
大人しくしていろ!!」

その言葉で…沢山の警官が入ってきて…優華を外に出すため警官に任せた…

「怪我はないか?」

啓介の親父さんが聞いてきて私は笑顔で答えた…

「お陰さまで…
すみません……こんなにたくさん…
巻き込んでしまって…」
「大丈夫!里桜ちゃんのためなら!
里桜ちゃんは何時も一人で突っ走るからね…頼ってくれるのが…遅すぎた…
ぐらいだよ…」

とガハハハハと笑う親父さん…

そんな親父さんを見ていたら…
隅で何かが光った…
その光はやがて……翼の方に飛んでいく…

「危ない!!」

私はとっさに走り出して…
いた………