「大丈夫?」 再度聞いてくる女。 …僕はなかなかマズい展開に陥っていた。 迷子だと認めたくないけど認めることにしたけど。 意識がだんだん遠のいているから、迷子だとさえも言えなくなっていた。 ね、眠い…。 僕はそっと、瞼を閉じた。