血の雫








皆は黙り込んでいた。

あたしもなんて言えば良いのかわからなくて、一緒に黙った。





「何しているんだぁ?」




懐中電灯を持った担任が、前の扉から顔を覗かせた。

そういえば、もう教室以外電気は消えている。

そんなに遅かったんだ。





「早く帰れ。
親御さん心配するだろう?」

「「「はい…」」」




担任の声に返事した皆が、鞄を持って個々に出て行く。

あたしも鞄を持って、教室を出た。




下駄箱で靴を履き変えていると。

目の前に、人が立った。






「……あの?」

「ちょっと良いかな?」




目の前に立っているのは、男の人だった。

だけどその容姿は、ドロップ同様人間離れしていた。

綺麗な銀髪に、青い瞳。

ドロップをもう少し大人にさせた感じだ。