誘惑の毒林檎




私はうつむいた
恥ずかしい…
クラスの目線がいたい。

汚れてていいなんて言ったけど、なにか心が痛かった…
どうしてこんなモヤモヤするの…?


「怜香やめろ。そんなこと大勢の前で言うことじゃない」
と神埼くんが少し怒りが混じった声で言った



「東田さんごめんね、」

神埼くんは悪くない
怜香ちゃんも悪くない

私は首を振った



「あ!そうだ!」と神埼くんがカバンからなにかを出した




「はい!プレゼント!」

「…え?」
何の?私誕生日じゃないし…

無理やりもたされた
でも嬉しそうに笑っていたから私も胸がドクンとなる

「あけて!」

「…うん」
ゆっくり包み紙をとる

そこには本だ
「…へ?」

「これ見たかったんでしょ?」

゛花崗さん ゛の本だった
なんで…わかったの?欲しいって
私はゆっくり神埼くんをみた
まだニコニコと笑ってる

なんか可愛く見えてきた
「どう?気に入った?」

「それ花崗さんの新作じゃーん!」


私は本を両手で抱き締めて
「…ありがとう…神埼くん!」



と言った