今日は金曜日か。明日は土曜で特別学科をとってない私は土曜の講習は無いから休みになる。



「結希、明日の予定は?」

「家に居るかな〜」


結希も休みなんだ。私はぽけーっと前を向いて廊下を歩く。


「出かけるか、」


そう私が呟くと、結希がバアッと私の方を見た。


ん?なんだ?


「へ?ふえぇえ!?」


結希は何をそんなに驚いてるんだろう。


「だ、誰と?」

「結希とだ」


「えぇ?!あ、あたしと??」


結希以外に誰が誰がいるんだ。私は結希に話してるし。


「嫌?」

「嫌じゃないよ!!!全然良いよ!ただびっくりしたの、だって初めてだよね?楽しみだなぁ〜」


目をまん丸にしたり、ニコニコしたり、結希の表情は豊かだ。


「だな、」


確かにそうか。結希に言われるまで考えたことなかったけど、結希と私は学校でだけの付き合いだ。全然、遊び行ったりしてもおかしくない仲なのに。

これだけ一緒に居るのに学校外での結希を私は知らない。妖怪スピーカーは知ってるんだろうな。



「いのちゃんと休日過ごすなんて幸せだよ〜!今日眠れないかもっ。ふふっ」


嬉しそうに笑う結希を見ると私も自然と表情が緩む。


「結希の私服に期待。」

「えぇ〜!もうっ頑張る!」



頑張ると言うところが結希らしくて笑ってしまう。そこ頑張るのかよ。

結希はどこまでも素直だ。