「どうよ、これ。 ワンピのボタンのはだけたグラビアアイドルとホテルの部屋で寄り添うイッシ君の写真。 こんなのを大学でバラまかれたら、困るでしょ?」 イッシ君は、冷めた目であたしを見る。 「ほんとにアホだな、お前。 そんな写真、バラまかれて困るのはむしろお前の方だろ」 「あたしは別に困らないもーん。 どうせ、事務所やめたら芸能人だってやめるし」 「お前、恩をあだで返すのかよ」 「え?」 「アイツがお前の裸を撮って脅した写真を、俺は消してきてやったというのに」 「……」