イッシ君と松崎さんのことは気になったけど。 下着にコートを羽織っただけの格好でその場にいるのがいたたまれなかったあたしは コートの前をしっかりと握って、イッシ君の部屋に向かって走った。 イッシ君の部屋は角部屋で、さっきの部屋よりずいぶんと広かった。 あたしは、そっと部屋のソファに腰掛ける。 ふと見ると、目の前のローテーブルに雑誌がおいてあったので、それを手に取ってみた。 なにやら難しそうなその雑誌は、政治や経済について書かれている雑誌のようだった。