そう言って私の両肩に腕を乗せてにっこりと笑う彼。そんな彼に私はもう一度言って。とワガママを言った。
「は!?1回しか言わねえって言ったろ!」
「お願い」
じっと目を見つめて言うと、彼は「あーもう!!」と言ってまた手を握ってくれた。
「…俺と、結婚しろ」
「さっきと言葉ちがう〜〜!」
あはは!と笑えば彼は恥ずかしそうに「うるせえ!!」と手の甲で口元を隠した。
「うん。…こんな私でよければ、結婚してください」
彼の頬に手を添えて笑えば、驚いたように目をパチクリとさせた。
「……一瞬お前が可愛く見えたわ」
「ちょっと?このタイミングで言うことじゃないでしょっ?」
そうだな、と笑い触れるだけのキスをしてきた。
「離せって言われても一生離さねえからな?」
「私も離してやんないからねっ」
ふたりして笑って、どちらともなくキスをした。
-END−

