はん!?ついでよ!?!?




「いや私スナックのママじゃないんだけど…」


「んだよ…。つぐくらい誰でもできんだろーがよぉ。ほんとお前気が利かねえなあ」




そう言ってまた新しいタバコに火をつけ、コップにお酒を注いだ。


…自分でできること全部ひとにやらせないでほしい。コップ持てる手があるでしょ。歩ける足があるでしょ。


ひとにやれじゃなくてたまには自分でやれよ!…なんて思ってても口にはできない私は意気地なしです……。




「…んだよ。なんか言いたいことあんなら聞いてやんぞ?」




お?、と挑発的に言ってくる彼に私は溜め息をついて「別に何もないよ」と言う。


どうせ言ったって口で勝てるわけないし。ここにいたってこき使われるだけだから自分の部屋にこもろう。