「一緒に住んだらさ、寂しくないじゃん。俺も渚も。ずっと一緒にいられるし、構ってもやれる。渚に我慢させることもない」
「………ほんとに?」
「うん。俺の仕事、不規則で朝早かったり夜遅かったりするけど…。それでも、一緒にいられる時間はずっと渚といてやれるだろ?」
「……マジか…!!!!」
嬉しい、と言わんばかりに俺に抱きついて喜ぶ渚。
「いつからそれ考えてたの?」
「ん?今だよ」
「……いま?」
「ずっと一緒に住みたいなあとは思ってたけど、渚が我慢してるって言ったから」
「…そんなあっさり決めていいの?」
「なんで?だって俺だって渚とずっと一緒にいたいもん」
ぎゅーと痛いくらい抱きしめると「苦しい」と押し返される。
「渚とは死ぬまで一緒だと思ってるから!」
「……死んでからも一緒じゃないと、やだよ」
その言葉に俺の理性がはち切れたのは言うまでもない。
-END-