そう言われ、オレは友達と話しているひなに目をうつした。
「お前がひなこをかわいいって思ってるのと同時に、他の男もそう思ってるってこと忘れんな」
「………ゆう」
「んあ?」
オレはひなを見つめながら
「あの照れ笑いしてるひなめっっちゃかわいくね…」
そう言えばゆうに
「死ねこのくそへたれ野郎」
と罵声を浴びせられ、やつはオレを置いて先に教室に行ってしまった。
待って!?幼なじみに死ねはひどくねえか!?!?
「なあ、ゆう」
「なんだよへたれくそ野郎」
「……ひながさあ」
そう言っただけなのにゆうはチッと舌打ちをこぼしてオレを睨みながら「なんだよ?」と言ってきた。
待って…ゆうくん怖すぎだから…。