『もっくん痛い…』
「おお、悪い悪い。今日はどうした」
由実さんに会いに!、とケーキを見せれば「そうかそうか!」と嬉しそうに笑った。
「由実なら奥に居るぞ」
『ありがと。暁斗、行くよ!』
あたしは暁斗の腕を引っぱり由実さんがいる場所に向かう。
『ちゃんと由実さんと話すんだよ』
「…お前は来ないのかよ」
『外で待ってるから』
にっこりと笑うと暁斗はまた眉間にシワを寄せる。
そんな暁斗の顔を無視してケーキを持たせた。
『がんばって。ここで待ってるから』
トン、と背中を押して由実さんの居る部屋に暁斗と押し込んだ。

