門をくぐると黒スーツを着た見た目怖そうなひとたちが出迎えてくれる。
「「「お帰りなさい、若頭、稚里さん」」」
「…ああ」
『た、ただいまです…』
何年ぶりかに来たのに、あたしの名前が出てきて驚き少したじろいでしまった。
…なんだか不思議な感覚。暁斗はいつもこんな出迎えを受けてるのか…。
「なんだ、もう帰ってきたのか」
そう言って家から出てきたのは着物姿のもっくん…、もとい暁斗のお父さんが出てきた。
着物姿…、今日お仕事休みなのかな。
「…別に」
『もっくん久しぶり!』
「おお!ちぃ〜!」
もっくんはくしゃっと笑うとあたしをぎゅうっと痛いくらいに抱きしめる。

