「お前の家の事情はもう調べてある。それでも、決められたことは覆せない。 それほどのことをお前らはしたんだよ。 それが間接的であっても許されることじゃない」 「…っ…」 「でも、そこまで鬼じゃねえよ。会長も俺らも。 この街を出る代わりに、お前の母親にちゃんとした仕事を与える。親に風俗なんてやらせたくねぇんだろ。 それが俺らができる最大の譲歩だ」 「…ありがとうございます…っ…」 そう言うと、彬良は涙を流した。