「あぁ。さっきからそいつらが言ってる“シドウ”は俺のことだ。俺の家は獅童組だからな」
「…っ!獅童組ってあの全国No.1の!?」
蓮兄が目を見開いてそう言うと。
「お前の言う“あの”かどうかはわからねぇけど。俺達にとっては順位とかどうでもいいし」
あっけらかんとする悠理さん。
「と、まぁ俺のことはどうでもいい。荒嶽組のことだが…」
「あ!そうよ!私にこんなことしておいて、荒嶽のおじさまが黙ってないわ!」
うっかり忘れてたというように切り札を出す美琴に悠理さんはたった一言。
「残念だが、荒嶽は随分前に潰してる」

