低く、落ち着きのある声に体がピタッと止まった。
その声の主は、蓮兄でも、龍神のみんなのものでもない。
でも、どこかで聞いたことがある声。
ゆっくり振り返る。
『洸哉を殺したのは裏の人間だ。きっと警察は使い物にならない。洸哉を殺した奴は俺が必ず突き止める。君は、洸哉の死を無駄にしない生き方をしろ。俺たちは君の味方だ』
そこいたのは、3年前と変わらないあの人だった。
恐ろしいほど綺麗な顔。
地毛だろう銀色の髪。
エメラルドグリーンの瞳に切れ長の目。
たくさんのピアス。
「っ…あ、あの時の…?」
「3年ぶりか。あの時は名乗りもしないですまなかったな。俺の名前は獅童 悠理-シドウ ユウリ-」
「悠理、さん」

