誰かが呼んでくれた救急車が到着し、病院に搬送されたけど、洸哉は既に息をしていなかった。
死因は銃殺。
洸哉の体からすごく小さな銃弾が出てきたらしい。
貫通してもおかしくないのに、洸哉の体の中で止まったのは奇跡だと言われた。
貫通していたら、私も死んでいたはずだから。
でも、そんな奇跡嬉しくないよ。
洸哉が生きていなかったら意味ないじゃん。
どっちにしろ、洸哉が死んだのは私のせいだと思ったら涙が止まらなかった。
泣く資格なんてないのに。
そんな私を見て、話にならないと思った警察はため息をつきながらどこかに去って行った。
洸哉の知り合いという人が来て、いろいろ対応してくれたのは覚えてる。
そしてその人が、
「洸哉を殺したのは裏の人間だ。きっと警察は使い物にならない。洸哉を殺した奴は俺が必ず突き止める。君は、洸哉の死を無駄にしない生き方をしろ。俺たちは君の味方だ」
そう言っていたのを鮮明に覚えてる。
でも、名前も聞かなかったから今となっては誰だったのかはわからない。

