「目を覚ますのを待つしかない…か」




蓮司さんが呟く。






「もう、帰りましょうか」



夕方になり、エレーナさんたちは一足先に家に帰った。




俺はギリギリまで病室にいるから、恭弥たちが帰った後も莉帆のそばにいる。