「私からは言えない…っ!」



本条は泣きながら首を振る。



「莉帆がいつ目を覚ますかわからねぇのに、真相を知ってるお前が言わねぇでどうすんだよ!?」



魁が、本条に怒鳴りつける。




「魁、止めな」




恭弥が魁を宥める。