その言葉でハッとした。 本条に抱きしめられている莉帆を見ると、意識を失っていた。 「わかりました」 俺は莉帆に駆け寄り、急いで車に向かう。 「都葵!早く病院に行け」 「はい!」 都葵は100キロ以上出して病院に向かった。 「ごめんな、莉帆…」 俺は病院に着くまで莉帆を抱きしめていた。