「吉野、私の部屋に直行するから、飲み物とかよろしくね」 「畏まりしました」 笑華は私の手を引いてズンズンと足を進める。 私の家と同様、厳ついお兄さんたちが私たちに頭を下げている。 いつもは返事をする笑華だけど、無表情で前を見ている。 笑華のこういう時は悲しんでる時とピリピリしているとき。 今回はどちらも含まれている気がする。