「これから話すこと、莉帆には辛いことかもしれない。それでも、聞く勇気ある?」 不意に、笑華がそんな言葉を漏らす。 「…聞く。聞くよ」 「ふっ。わかった」 それからはお互い何も話すことはなかった。 「着きました」 吉野がドアを開けて、私と笑華は車を降りた。