「よし、倉庫行くぞ」



当たり前のように手を握ってくれることが嬉しくて。




「うん!」




私も手を握り返すんだ。







倉庫に着くと、



パンパンパンッ



「「「退院、おめでとうございます!」」」




クラッカーの音と、下っ端たちの元気な声。




「え、なに?これ…」




「退院祝いだ。あいつらがお前のためにやりてぇってうるさくてな」