しばらく待つと手術室独特の赤いランプが消え、莉帆が出てきた。
「肋骨にヒビが入ってるわ。あとは手を骨折してる。話を聞かせてもらうわよ」
姉貴はそう言うと莉帆と俺らを病室に連れて行き、簡易イスに座って俺らを見据えた。
「あんたたちはこの子のアザに気づいてたの?」
「アザ?」
「…そこまでは知らないのね。この子の身体には無数のアザがあるわ。古いものから新しいものまで」
「それって制裁とかいうやつでできたってことだよね?」
「…そうだな」
「あいつらマジ許せない!りーちゃん殴るとか!」
「くそが…」
何も気付いてやれなかった。
俺らがただ自己満足してただけだった。

