「明日からかぁ頑張ってね」


「任せてよね今年も優勝してくるし」


颯人が通ってる中学は運動部がとても盛んで、颯人がレギュラーになってからかなりの確率で試合に勝ってるの。


「今日朝練ないならもうそろそろ優兄が来
るんじゃない?」


気付いたら7時50分になっていた
私の家から大体10分で学校に着ける。


最初は学校行くの楽しかったけど今は…。


「あいつは…優星は来ないよ」


だってあの人には他に大切にしたいって思う人がいるんだから…。


「ゆう姉…
なんかごめん」


「ん?何が?
私は別に気にしてないから颯人は謝らないで」


ほんとは辛い…
私は優星のことが好きだから。


「もうこの話はおしまい!!
学校行こう?」