はぁ~っ!ねみ~
もう季節は11月
少し肌寒いこの時期
俺はベットの温もりに名残惜しさを感じながらも、どうにかベッドから出た
今の時間はam6:00
俺の家から学校までは徒歩で30分程度
わざわざこんな早く起きる必要もないのに起きているのは
あいつを迎えにいくため
まぁ、順を追って話していくことにしよう
俺は滝沢 湊(たきざわ みなと)現在、高2。
俺には幼馴染みがいる。
まぁ、俺が早く起きる理由はそいつが関係してるんだけど。
俺の幼馴染みはとにかく危なっかしいというか、目が離せないというか、ただのバカというか、
うん、まぁとにかく見ていられないほどに天然でかなりのドジだ
言っておくが、別に悪口を言ってる訳じゃないからな
事実だ。
まぁ、そんなあいつを昔から見てきた俺だから
近い分、あいつのいろいろな表情が知れて、当たり前だったことがすげぇ楽しかった
多分そう思っていたときには
俺はあいつが好きになってたんだ
もっと知りたいって思うようになってた
つっても、幼馴染みの俺がいきなり好きだっていっても困らせるだけだよな~
俺も1回あいつにコクったことあんだけど、
『私も好きだよ♪だって私達小さい頃からの親友でしょ!』
だって.....はぁ~
これほど心をおられた経験は今までになかった
俺がこのあと一人黄昏ていたことは言うまでもない
天然は天然でかわいいけど、気持ちが伝わんねーのは嫌だな
まぁ、そのとき俺は長期戦になりそうな予感しかしなかったけど....
すぐにどうこうなるとは思ってなかったからな
ということで俺はどんどんあいつに俺を意識させようと思ってるんだけど、なにやればいいんだ??
はぁ、わっかんねぇー
さて、こういうときはあいつに頼むしかねぇな