ーオーディション当日ー
エントリーした生徒はソワソワしている。
緊張するよねえ…そりゃあ。
個室で審査員2人と受験する生徒1人という場所で演奏してもらう。
曲は、スメタナ作曲のモルダウ1stヴァイオリンパート。
中間部分から審査員がストップと言うまでの短い時間。
発想標語などを読み取り、いかに曲の雰囲気を創り上げるか。
コンミスとして、オケをその表現に引っ張っていけるか。
あとは、音色、音程、様々な要素から審査。
私まで緊張してきた。
「坂口先生、今日はよろしくお願いします。」
坂口先生に挨拶をして、お互いメモやペン、楽譜などの準備をする。
みんなはオーディション前からこの曲を練習している。
でも、オーディション開催が決定してからまた一層努力をしたんじゃないかな。
どんなふうに仕上げたかな。
同じ音楽好き、音楽を愛する者として、とても楽しみだ。
