★最悪の幕開け

今日は高校転校初日の日だ

訳あって入学式には出られず結局1週間も間があいてしまった

もう既に多分クラスでは仲の良い友達とゆうのができている頃だろう

普通なら友達の輪に入れるか心配するところなんだろうけど…

髪の毛の色のせいで人からは避けられることの方が多い

だから特別友達を作ろうとも思わない

そのおかげで特別気を使わなくてもいいから楽といえば楽だ

「ホンマニここなんやろか…?」

着くとそこはすごく大きな高校で、

綺麗で…うん…大きかった…

ドンッ

ボーッとしてると黒髪の人にぶつかった

少し警戒したけど、ペコッと謝る

その人も何も言わずどこかへ行った

「キャッ~今日もヨウ様カッコ良かったよねぇー」

「ほんっとにヤバイよね〜!彼女とかいないのかな〜」

校門のところで数人の女子高生が話をしてる

この人達・・・・遅刻じゃね?

まあ、私には関係ないけど

その後は職員室で担任の先生に挨拶をして

先生の案内で自分のクラスに足を向ける

他のクラスの前を通った時ザワザワする声

その声に不思議と落ち着く自分がいた

心がすうっと落ち着くこの感じ…

自分が冷めているとゆうのは自覚している

だけどいつの頃からかそれが普通で

それが私を形造るものだった

「新しい仲間を紹介する〜」

担任のごつい声で我に返る

その時初めて今日から入るクラスを見渡した

そこでみた光景は驚愕だった…

「…!?」

男、男男

どこを見ても男ばっかり

先生…!

先生の方を振り返る

(‥ )ン?→(゜Д゜)あっ!→(≡ε≡;A)…
→(´>∀<`)ゝてへ

↑(先生の表情の変化)

あぁ^〜

絶対言うの忘れてたなこの人

私と目を合わせようとしないで窓の外を見ている先生を見てそう思った

キーンコーンカーンコーン

お昼の鐘が鳴る……

すぐさま担任の先生に

「なんで男子だけしかいないんですか?」

と、真顔で問い詰める

真顔にしてるつもりはないが、先生にはそれが逆に怖いらしく

「・・・言ってなかったが、ここは成績上位30名しか入れない゛星クラス゛なんだよ(汗)けどなんでか今年に限って女子が上位に入らなくてなぁ。ハハハw」

担任もとい 《咲坂 航汰 》(さきさか こうた)先生にによると

星クラスとは、成績上位者計35名しか入れないクラス

つまりは学校1の秀才どもが集まる

所……らしい

え、それでも女子一人ぐらいいるでしょ

はぁ……めんどくさい