ドンドンドンドン… 私が幸せになるのを遮るかのように廊下から走る音が聞こえた。 案の定、私たちがいる教室の前で足が止まった。 ガラガラガラ… 誰かが扉を開ける。 私と歩は、扉のほうを見つめ息をのんだ。