「ぅ゛ッ……」

私は、ゆっくりと目を開けた。



「生きてる…」

横を見ると歩と吉田麻美と担任の佐藤健介がいた。

「相澤…よかったぁ~」
担任が安堵する。

「相澤、ここは病院だ。わかるか?お前、屋上から落ちたんだぞ!ご両親は医者の話を聞きに行っている」

私は、コクリと頷いて言った。

「せんせ…歩と2人にしてください…」

担任は了解して吉田麻美と一緒に部屋を出ていった。