『あゆみじゃない…』

私は、信じられなかった。

私達は、幼稚園の頃からずっと一緒だった。

泣いたり笑ったり悔しがったり…

2人で同じ感情を分け合った仲。

他の友達とは違う、家族のようだった歩…

それが一瞬にして砕け散った…

「あ゛ゆ…み…」


私は歩をキッと睨み涙を溜めて走り去った。