「さくら?一人暮らしなんて聞いてない。」

『言わなかった?』

「言わなかった。」

「薬のことも、病気のことも。」

『それは…ごめんなさい。』

[まあまあ、大樹くん。
さくらはね、大事な人にこそ大事なこと言わないのよ。
だから これからも さくらを よろしくね?]

「さくら?これからは大事なことはちゃんと俺に言うこと!わかった?」

『ん………』

「そんな不満そうな顔しないの!」

なでなでなでなで

『………もっと』

「ん?」

『もっとなでなで』

「ふっ。さくら、突然甘え始めたな?」

『ふんっ』

[ははっさくらが照れてるー
さくら、またうちにおいで?
大樹くんも一緒にね?]

『んむぅー』