...でも、私だって冨坂先輩以外の男子に全く興味がない訳じゃない。
例えば海渡。小さい頃から一緒だからそこまで自覚はないけど、あいつの鋭い目付きとか不器用なところとか、意外と好き。
もちろん恋愛に発展するようなものではないが、密かに自慢の幼馴染みくらいには思っている。
海渡がどう思ってるかは知らないけどね。
まぁ、昔は『海渡が私のこと好きだったりしたらどうしよう?』なんて馬鹿げたこと考えたりしたけど、今はそんなのどうだっていい。
私には冨坂先輩がいるから...!
「...愛梨?黙ってると思ってたら急にニヤニヤしてどうしたの?」
「え...えっ!?ニヤニヤしてた!?」
「してたよ~、ねぇ坂本?」
「...えっ?あ、あぁ...」
「もー、2人して黙ってるからびっくりした」
「あはは、ごめんごめん」
私はニヤニヤを抑えながら、海渡に視線を向けた。
...眠いにしたって、いくらなんでもこれは明らかにいつもと違う。
海渡がここまでぼーっとしてるなんて初めてかもしれない。
何か...あったのかな?
「...愛梨ー?」
「...え?あ、ご、ごめんっ」
気のせいだよね...?
例えば海渡。小さい頃から一緒だからそこまで自覚はないけど、あいつの鋭い目付きとか不器用なところとか、意外と好き。
もちろん恋愛に発展するようなものではないが、密かに自慢の幼馴染みくらいには思っている。
海渡がどう思ってるかは知らないけどね。
まぁ、昔は『海渡が私のこと好きだったりしたらどうしよう?』なんて馬鹿げたこと考えたりしたけど、今はそんなのどうだっていい。
私には冨坂先輩がいるから...!
「...愛梨?黙ってると思ってたら急にニヤニヤしてどうしたの?」
「え...えっ!?ニヤニヤしてた!?」
「してたよ~、ねぇ坂本?」
「...えっ?あ、あぁ...」
「もー、2人して黙ってるからびっくりした」
「あはは、ごめんごめん」
私はニヤニヤを抑えながら、海渡に視線を向けた。
...眠いにしたって、いくらなんでもこれは明らかにいつもと違う。
海渡がここまでぼーっとしてるなんて初めてかもしれない。
何か...あったのかな?
「...愛梨ー?」
「...え?あ、ご、ごめんっ」
気のせいだよね...?

