なんて考えながら、グラウンドを離れて帰路に着く。
いつもだったら幼馴染みの海渡と帰るんだけど、サッカー部はまだ終わらなさそうだから、今日は夕日を見つめて1人で帰ることにする。
...考えてみれば、海渡も人気がある。
次期エースとして、同学年だけでなく、先輩にも後輩にもファンは大勢いる。
...冨坂先輩には劣るけどね。
でも、先輩は結構自分のファンを大事にしてるし、出来ることなら海渡のファンも皆欲しいってとこだと思うけど、海渡は全くそんな素振りを見せず、先輩とは正反対。
『ファンなんていらない。うるさいし目障りだから邪魔すんな』
海渡はいつもそう言うけど、冨坂先輩にそれを言われているようで、ちょっと傷ついたりもする。
それでも海渡のファンは減らないんだよなぁ...最近なんて増える一方だ。
その分、先輩のファンは必然的に減る。
そうなると、逆に競争率が激しくなったりもするんだけど。
「んー...好きな気持ちは誰にも負けてないと思うのになぁ...」
「何の話??」
「......うぇっ!?」
突然聞きなれた声がして振り向くと、そこには程よく汗をかいた冨坂先輩が立っていた。
...って、えぇ!?
「な、ななな、なんで先輩がここに...!?」
いつもだったら幼馴染みの海渡と帰るんだけど、サッカー部はまだ終わらなさそうだから、今日は夕日を見つめて1人で帰ることにする。
...考えてみれば、海渡も人気がある。
次期エースとして、同学年だけでなく、先輩にも後輩にもファンは大勢いる。
...冨坂先輩には劣るけどね。
でも、先輩は結構自分のファンを大事にしてるし、出来ることなら海渡のファンも皆欲しいってとこだと思うけど、海渡は全くそんな素振りを見せず、先輩とは正反対。
『ファンなんていらない。うるさいし目障りだから邪魔すんな』
海渡はいつもそう言うけど、冨坂先輩にそれを言われているようで、ちょっと傷ついたりもする。
それでも海渡のファンは減らないんだよなぁ...最近なんて増える一方だ。
その分、先輩のファンは必然的に減る。
そうなると、逆に競争率が激しくなったりもするんだけど。
「んー...好きな気持ちは誰にも負けてないと思うのになぁ...」
「何の話??」
「......うぇっ!?」
突然聞きなれた声がして振り向くと、そこには程よく汗をかいた冨坂先輩が立っていた。
...って、えぇ!?
「な、ななな、なんで先輩がここに...!?」

